39歳独身、実家暮らしのアラフォー男子はどの様にして作られたのか part7
こんにちは。
感動マイスターの騎士です。
アシスタントになればスタイリストの門を叩けるのは分かった。じゃあどうすればなれる?
実はここで早くもつまずきました。
何故なら当時はネットがそこまで普及していなかったからです。そろそろしつこいですね笑
フッション雑誌を読んだり、書店に行ってそれらしき本を探したりもしましたが、中々情報が取れませんでした。
今思えば、雑誌の編集部とかに直接連絡して聞けば良かったのかもしれませんが、その発想すらありませんでした。
そんな中、ワタシにスタイリストのアシスタントという業務がある事を教えてくれた友人から、
騎士、この本知ってる?面白いから読んでみ?貸してあげるから
と、ある1冊の本を手渡されました。
『スタイリスト 坂崎タケシのお仕事』という本でした。
※この友人は、色々な洋服の知識を教えてくれたり、着なくなった洋服を安く売ってくれたり、ワタシが洋服にのめり込むキッカケとなったいわゆる洋服の師匠みたいなものでした。なので、ここからはこの友人の事を師匠と呼ぶ事にします。
騎士
坂崎タケシ?スタイリスト?
師匠
坂崎タケシ知らない?とにかくスタイリストになりたいなら絶対読んだ方がいいよ!
騎士
よくこんな本見つけたね!
師匠
まあね、オレも前からスタイリスト興味あってさっ、早速この人の所属してるスタイリスト事務所の〇〇さんにアシスタント希望の手紙書いてポストに入れてきたよ!今度面接!!
スタイリスト事務所?手紙?坂崎タケシ?スタイリストのお仕事?〇〇さん?面接?
もはやワタシの脳みその中での処理が追い付かなくなってました。
ただでさえこんな本があってそれを師匠が読んでる事にビックリだったのに、面接?展開早っ!〇〇さんって人は坂崎タケシとはまた別の人?
って感じでした。
師匠は、ファッション雑誌読んでても
これは誰々のスタイリングだな
とか、クレジットを見なくても当てられるぐらいのマニアぶりでしたが、行動力も凄かったんですよね。
そして暫くして、
騎士、服買わない?
と、いつもの様に電話がかかってきて会った時に、
いやぁ、面接受かっちゃってさぁ、金ヤバいから服買ってよっ
と合格の知らせを受けました。
続く